C-5 Galaxy
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私は”ギャラクシー”という名前の大型輸送機が存在する事を、航空機の写真撮影の世界に入る前から知ってはいた。しかし知っているのと実際に見るのでは、これまた大きな差異がある事に気が付いたは、やはりこの輸送機を横田基地で見てからだった。・・・横田でドライブインの屋上から見たこの化け物のように大きい輸送機の滑走は、ズゥ〜ンという意外に軽いエンジン音と巨体がマッチングしないが、その大きさに圧倒されて離陸して機影が消えるまで見送ってしまった。
 1970年代当時の大型輸送機は、C-5AからC-141Aまで軍用機とは思えない明るい塗装で 実に撮りやすく絵になる被写体であったが,機番以外ほとんど各機の違いがないので,マニアからは敬遠されがちな飛行機でもあった。
(69-0007) 60th MAW
初飛行が1968年という事であるから ベトナム戦争真っ盛りのころに出来上がった輸送機である。C-141の後継ではなく、C-133の後継機ということで、もっと大型を目指して造った機体だが、当初はC-141のエンジンを6基付けたデザインも検討されたとある。結局大型エンジンを新規で開発したわけだが、1960年代にこれだけの馬力のあるエンジンを造れたアメリカ合衆国の技術力には脱帽である。
全長は75メートルもあるので、着陸を撮影するのに望遠レンズが必要ないという便利な存在。撮影を始めた時、標準レンズと安い400oレンズしか持っていなかった私も、標準レンズで対応できた。着陸も大きい機体に比較して音はそれほど大きくない。C-5A/66-8305はC-5A量産3号機
C-5A (68-0226 )60th MAW
(66-8305) 436th MAW
(68-0226) 60th MAW
(68-0216) 436th MAW
(69-0001) 60th MAW
(70-0462) 60th MAW
白い尾翼だったC-5の時代には、シリアルナンバーの下に所属する航空団と飛行隊のインシグニアが並んで入っており、マニアの興味をそそる部分であった。2枚の写真のC-5Aは、どちらも第60戦術輸送航空団所属で、向かって左のインシグニアが60th MAWのものである。
4番エンジンを外して点検? 横田ドライブインからは駐機しているC-5Aの様子を良く見かけた。(70-0451)
こちらは、着陸してエプロンに向かうC-5A。スライドフィルムを使い始めた1980年代初頭の写真。
(70-0450) 60th MAW
駆け出しの航空ファンであった私が最初に使った白黒フィルムは、ネオパンSSS。粒子はかなり荒いが お値段が安かったので貧乏学生にとっては、ありがたいフィルムだった。1976年の秋口 離陸するため滑走するC-5A(69-0213)。この機体後にC型に改装される。
69-0025 60th MAW
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(66-8305) 60th MAW
こんな大きな機体にたった4つの静かなエンジンで良く飛ぶなぁ〜・・・って これが初めてC-5Aを見たときの率直な感想だった。翼はタキシーウェイを溢れ、手前の見学の乗用車の上を通過している。ネガカラーで撮った初期の写真 。.C-5A/69-0027
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(68-0219) 436th MAW
Wings